援助交際をしている高校生のチョヨン(ソ・ミンジョン)に嫌悪感を覚えながらも、警察に見つからないように見張りをしている親友のヨジン(クァク・チミン)。ところがある日、見張りを怠ったばかりに、チョヨンのいるホテルに警察が乗り込み、逃げ場を失った彼女はホテルの窓から飛び降りてしまった…。
親友を失ったヨジンは罪悪感から罪滅ぼしのために、チェヨンが寝た今までの男たちと会いお金を返していくことに。
たまたま男とホテルにいるヨジンを見てしまったヨジンの父は、直接娘に問い正すことはせず、ヨジンを尾行し男たちを妨害し復讐し、そしてついには殺害までも…。
ふたりは旅に出て父はヨジンに車の運転を教え、その間に父は連行されてしまい、慣れない運転で父を追いかけるヨジン。
ひとり残されてヨジンはどうなっちゃうのか…。
親友チェヨンを失った孤独感を、男たちと会ってお金を返しチェヨンの罪を自分が被り正当化することで埋めようとするヨジン。
そんな娘の思いをどこまでわかってたのかはわからないけど、父親の怒りは娘じゃなく相手の男に向いてしまう。
どちらも正しいとは思えないけど、考えてるとそれもありなんじゃないか?と思ったりも…。
キム・ギドク監督の作品はどれも、なんともやりきれないまま終わるんですよね〜。
いい悪いは別にして、記憶に残る作品ばかりです。「受取人不明」も見たくなりました。
ヨジン役のクァク・チミンちゃんは将来が楽しみですね。
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